明治大学農学部の数学:試験概要
2021年入試は以下のとおり。
- 時間:2科目で120分
- 試験時間は選択科目2科目で120分。例えば、数学と生物を選択した場合、この2科目を120分で解かなければならない。
- 配点:150点(2019年、2020年は120点)
- 出題範囲:数学ⅠA, ⅡB
- 問題数:2021年は大問8問
- 大問数は年度によって異なることに注意
- 解答形式:選択式と一部記述式
※最新および正確な情報については大学のホームページなどで必ず確認してください。
大問構成と出題傾向
1994年から2021年までの出題内容を下表にまとめた。
表中の色付けであるが、過去問を解いてみてできた問題は緑、まったくできなかった問題はピンク、部分的にできた問題は黄色、水色は苦手分野の問題集として取り組む問題を示している。
こうすることで、自分が苦手な問題分野を把握できる。特定の問題分野・小問形式が苦手なことがわかったら、対策することができる。例えば、私たちの場合、場合の数・確率、図形の性質(図形と計量)、図形と式、微分、積分、数列、ベクトルあたりが弱いことがわかるので、これらを中心に弱点分野対策を行った。
出題分野ランキング
数学の出題分野の頻度を以下にまとめた。
大問数の変遷を見ると概ね2018年までは6問であったが、2019年は7問、2020年以降は8問となっており、ここ最近は短時間で着実に問題を解く能力を求めているように見える。
概ね万遍なく出題されている印象であるが、総合的に評価すると出題頻度ランキングは以下の通りとなった(※あくまでも当方の問題分類に基づく分析結果です。利用する場合はそれを踏まえてください。)。
まとめ
苦手な分野を把握できたら、その分野を複数の参考書を使って徹底的に演習する。これが直前期には重要になる。特に頻出分野で苦手がある場合は命取りになるので、徹底的に対策してほしい。
なお、過去問を解くことで、明治大学で問われる数学のレベルを体感し、苦手意識をつぶしていくことも重要だ(そのため、古い赤本に掲載されている問題も問題集代わりに利用した。)。
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英語、生物の過去問分析については以下の記事を参照してください。