第一志望は赤本25年分
第一志望の大学は25年分の赤本を手に入れた。
実際の試験形式で取り組んだのは13年分。残り12年分は問題集として使用した。
過去問は、問題類型、出題分野を徹底的に分析し、演習→復習のサイクルを何度も回した。赤本をしゃぶり尽くしたと言っても過言ではない。
閑話休題:赤本の聖地「さとし書房」
赤本の入手方法は、メルカリなどのフリマアプリが中心。だが、15年以上も前の古い赤本は中々出てこない。
そこで赤本の聖地、西早稲田の「さとし書房」にまで足を運んだ。
「さとし書房」には、ありとあらゆる赤本が所狭しと並んでいる。気のいい店主のおじさんに話を聞くと、九州から買いに来る人、合格したら売りに来る人もいるらしい。また、古い赤本には閉校した予備校から譲り受けたものもあるとか。
小一時間ほど赤本を探し、1998年版、2001年版をゲット。探していた2004年版は、結局入試本番まで見つからず。
さとし書房へのアクセス
〒169-0051
東京都新宿区西早稲田 2-10-16
営業時間:10:00〜18:00
定休日:日曜日
なお、さとし書房の紹介は、以下の記事が詳しい。
第二志望以下の過去問はどうする?
第二志望以下の大学でも、6年分は取り組むことを基本とした。
事前の対策なしに本番を迎えるのはあまりに無謀だ。試験時間、問題形式などは必ず確認したうえで本番に臨むこと。問題形式が違うと、とたんに点数が取れなくなることが当たり前のように起きる。
第二志望以下の大学のうち、日本大学については9月時点で基礎力の確認をするために2年分を解いてみた。これは武田塾さんの段階突破テストを真似したものだ。
その後は明治大学の過去問を中心に取り組み、第二志望以下については本当の本番直前2週間前に過去問を解くという、明治大学に完全に軸足を置いた戦略をとった。
こうしたやり方であったが、第二志望以下の大学も全勝だった。
なぜ過去問をやるのか?
過去問をやる理由は以下の通り。
- 志望校の問題形式、傾向を知る
- 志望校の試験形式に慣れる
- 時間配分など含め実戦を想定した演習により本番での点の取り方を学ぶ
- 自分の実力を知り、過去問で解けなかった苦手分野を潰す
同じ問題は出題されないから、過去問やっても意味がないと言う人もいるが、それはおそらく違う。
入試問題といえども、結局は人が作っているもの。当然、癖や傾向というものがある。大学は、来てほしい人をスクリーニングするのだから、何らかの基準のようなものがあるはず。例えば、大量の問題を短時間に処理できる能力を求める場合と試行錯誤を通して解を求める能力を求める場合とでは、問題の傾向や試験時間も違うだろう。
つまり、入試問題は、来てほしい人に求める知識レベル、処理能力などを判断するために作り込まれていると理解するのが適当だ。ヒントが山ほど積もっているということだから、これを研究しない手はない。
だから過去問を徹底的に分析してやり込むことが重要だ。
過去問をやり込んでよかったこと
問題の傾向や問われ方、選択肢の切り方などが身についてくる(らしい)。
また、「これだけの過去問をやり込んだ受験生は、日本広しといえども自分だけだ。」という事実は、本人にとっても大きな自信となったようだ。
英語の過去問に関する具体的な分析内容については、次の記事を参照ください。