大学受験は情報戦だ! 偏差値41からの塾なし受験 明治大学逆転合格記

偏差値低くても、塾に行かなくても、正しい情報と戦略があれば戦える。

生物基礎・生物の勉強計画と勉強方法(実際のスケジュールと参考書)

 

生物基礎・生物の勉強計画の全体像

 生物基礎・生物の勉強計画の全体像を以下に示す。

 英語と数学があまりに出遅れていたため、生物基礎・生物は優先度を下げて取り組んだ。学校の授業の進度も遅く、生物の全範囲が終わるのは10日間の夏休みの補習を経てからだった。

 結局、生物基礎と生物については6月中旬から2か月半くらいかけて教科書レベルの基本的な知識を身に付けることとし、秋以降に入試実戦問題に取り組んだ。

 正直、生物基礎と生物は、やればやるだけ伸びると高をくくっていたのだが、入試の直前まで過去問の点数が伸びず心中穏やかではなかった。基本知識のインプットについてもう少し早くから着手し、夏休みの途中から入試実践問題に取り組めるようにしたほうがよかったと思う。

基礎力養成期:

6月中旬~9月上旬:生物基礎と生物の教科書レベルの基本的な知識をインプット

実戦力養成期:

9月上旬〜11月末:生物基礎と生物の入試レベルの実戦問題演習

入試直前期:

12月〜試験本番(2月半ば):過去問演習と徹底的な復習、問題形式別の対策、弱点分野の強化

基礎力養成期:6月中旬〜9月上旬

 生物基礎と生物の教科書レベルの基本的な知識を身に付けることを目標とした。知識については、単に用語を覚えるだけでなく、その仕組みや理屈についてもきちんと理解するように講義系の参考書にも取り組んだ。

 講義系の参考書として、「山川喜輝の 生物基礎が面白いほどわかる本」と「山川喜輝の 生物が面白いほどわかる本」を使用した。まず、この講義系の参考書を読んだ後、問題集に取り組むという進め方とした。

 問題集に関して、生物については、学校の授業がある日を入れて3日間は授業の進度に合わせて「リードLightノート 生物」に取り組み、それ以外の日は「リードLightノート 生物基礎」に取り組んだ(冒頭で述べた通り、学校の授業の進度が遅く、生物の全範囲が終わるのはお盆前に行われた10日間の補習を経てからだった。)。

 「リードLightノート 生物」「リードLightノート 生物基礎」の使い方は、まず「リードA」で基礎知識を覚え、「リードB」で基礎知識の定着を図るというサイクルを全章に対して行った。全章を終えたら、また最初の章から「リードC」で入試レベルの問題演習を行うとともに復習として「リードA」「リードB」に再度取り組んだ。

 6月中旬から9月上旬まで、この流れで2周した。

実戦力養成期:9月上旬〜11月末

 一通り、教科書レベルの知識を身に付けたうえで、入試レベルの問題に対応できるように「生物問題集 合格177問【入試必修編】」をメインに取り組んだ。

 11月までに概ね2周を回すように計画し、結局入試直前までに4周くらいはやった(完璧に解答できる問題は、3周目からはやっていない)。

 講義系の参考書としては、引き続き、「山川喜輝の 生物が面白いほどわかる本」と「山川喜輝の 生物基礎が面白いほどわかる本」を使用し、これで足りない部分については「生物合格77講【完全版】2nd edition」を使用した。

 「生物合格77講【完全版】2nd edition」は、解説が非常に詳しく、すべてをインプットするのは非常に大変だと思うが、時間がある受験生はこちらを中心に進めてもらってもよいと思う。特に「生物問題集 合格177問【入試必修編】」と相性がよく、この問題集を進める中でよく参照した。

入試直前期:12月〜試験本番(2月半ば)

 過去問を中心に徹底的に演習を行い、試験本番で点数が取れるようになることを目標とした。目安としては、過去問で合格最低点を取得することとしたが、冒頭でも述べたように入試直前まで点数が上がらなかった。

 原因は、教科書レベルの基礎知識を身に付けるのが遅く、入試レベルの実戦問題の演習量が不足していたことだと考えている(生物基礎・生物を少し甘く見ていて、英語、数学に比べて生物基礎・生物にかける時間が少なかったことも演習量を積み上げられなかった要因のひとつだと思う。英語、数学は点が取れるまでに時間がかかる教科なので、これらに時間を割かざるを得なかったのは仕方ないと言えば仕方ないのだが。)。

過去問演習と徹底的な復習・類題演習:

  • 最低でも週に1年分の過去問を解いた。間違えた個所の復習だけでなく、参考書を使って関連する分野をまとめて復習した。
  • 復習にはこれまでに使用した参考書を徹底的に活用した。
    • 「山川喜輝の 生物が面白いほどわかる本」
    • 「山川喜輝の 生物基礎が面白いほどわかる本」
    • 「生物合格77講【完全版】2nd edition」
    • 「生物問題集 合格177問【入試必修編】」
  • 過去問で間違えた問題について、上記では類題演習が不足している場合は、以下の参考書の該当問題を追加で使用した。
    • 「基礎問題精講 生物・生物基礎」

単元強化学習:

 過去問を通じて、遺伝問題、計算・グラフ問題、実験・考察問題が得点できていなかったので、以下の参考書で対策した。

  • 遺伝問題対策:
    • 「大森徹の生物 遺伝問題の解法 」を徹底的に演習した。
  • 計算・グラフ問題対策:
    • 「大森徹の生物 計算・グラフ問題の解法」のうち、特に苦手な傾向の問題を中心に演習した。
  • 実験・考察問題:
    • 「大森徹の生物 実験・考察問題の解法」のうち、特に苦手な傾向の問題を中心に演習した。