大学受験は情報戦だ! 偏差値41からの塾なし受験 明治大学逆転合格記

偏差値低くても、塾に行かなくても、正しい情報と戦略があれば戦える。

英語の勉強計画と勉強方法(実際のスケジュールと参考書)

 

英語の勉強計画の全体像

 英語の勉強計画の全体像を以下に示す。

 実際のスケジュールと参考書は次節に示す。

  • 基礎力養成期:6月~9月半ば
    • 英単語・英熟語の語彙、読解に必要な英文法の習得、英文法問題のための英文法の習得、英文解釈の基礎の習得
  • 実戦力養成期:9月半ば〜11月末
    • 英文法問題の実戦演習
    • 英語長文の実戦演習
    • 英単語、英熟語はルーチン化して定着
  • 入試直前期:12月〜試験本番(2月半ば)
    • 過去問演習と徹底的な復習
    • 問題形式別の対策、弱点分野の強化

基礎力養成期:6月〜9月半ば

 英単語・英熟語の語彙、読解に必要な英文法の習得、英文法問題のための英文法の習得、英文解釈の基礎を習得した後、英語長文問題に慣れることを目標とした。

英単語:

 何があっても英語は英単語を覚えてなんぼのところがある。とにかく早い段階で、基本的な英単語を覚えてしまうことが肝要。

  • 「システム英単語」をまずは1200までを覚え切る。(7月半ばまでに)
    • ペースは60~70語/日復習込み、1週間で400~410語
  • 1200まで終えたら、「速読英熟語」をすべて覚える(8月半ばまでに)
  • 「速読英熟語」を憶え切ったら、残りの1201以降をすべて覚える(9月半ばまでに)
  • それ以降、入試本番まで、忘れないように1日50語ほどを毎日復習

英熟語:

  • 速読英熟語」:システム英単語の1200まで終わったら、「速読英熟語」をすべて覚え切る(7月半ば〜8月半ばまで)
  • それ以降、入試本番まで、忘れないように1日2章ほどを毎日復習

英文法:

  • 講義系参考書:「肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本」を通読し、わからないポイントがないようにする(6月の前半1~2週間程度でやってしまう)
  • 網羅系問題集:「肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本」を読んだ後、「NextStage」をやり込む。具体的には、6月半ばから7/20頃までの約4週間で最初の1周目を完了。8月末までに3周目を完了し、ほぼ完成の状態に持って行く。なお、この段階では以下の範囲を徹底反復する。
    • Part1 文法:第1章~第16章
    • Part2 語法:第17章~第19章
    • Part4 会話表現:第25章
  • 「NextStage」の以下の範囲は、直前期に明治大学農学部特有の「問3 多義語問題」対策として第27章、語彙問題対策として第26章、第28章、アクセント・発音問題対策として第29章、第30章を周回した。
    • Part 5 単語・語い
      第26章 注意すべき語い(名詞・形容詞)
      第27章 重要多義語
      第28章 注意すべき単語の語形変化
    • Part 6 アクセント・発音
      第29章 アクセント問題頻出単語
      第30章 発音問題頻出単語

英文解釈:

  • 英文解釈の入門書:「肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本」(6月下旬から7月半ばまでの約3週間で1周目。7月下旬までの約2週間で2周目、3周目を完了。)
  • 「入門英文解釈の技術70」(7月下旬から8月中旬の約3週間で1周。苦手・不安な問題を中心に8月末までに2周目、9月半ばまでに3周目を完了。)

  ※英文解釈の参考書は、すべて自分でSVOCをふる練習を必ず実施した。

英語長文:

  • 「Solution 1 スタンダードレベル」を使って、まずは長文に慣れることを目標に演習を行った(8月中旬から8月末までに1周目(10題)完了。)

実戦力養成期:9月半ば〜11月末

 英単語・英熟語の語彙は忘れないように毎日復習することをルーチン化。

 英文法は、ランダムの順序で出題される実戦型問題集を中心に対策し、テストで点が取れる実力を付けることを目標とした。

 英語長文は、比較的簡単な長文問題からはじめて、文構造がわかること確実に長文の意味を理解できることを目標とした。なお、当初は「Solution 1 スタンダードレベル」をやった後、「英語長文ハイパートレーニング」をやる予定だったが、関正夫先生の「The Rules」シリーズをやることにした。

 「The Rules」シリーズは、英文解釈のスキルだけでなく、英語長文問題の解き方まで詳細な解説がなされているなど、すばらしい参考書だったからだ。書店で参考書を物色していたところ、これしかないと考えて即購入した。

英単語:

  • 「システム英単語」:入試本番まで忘れないように1日50語ほどを毎日復習する。
  • 明治大学農学部の問3の多義語対策として、特に「第5章 多義語」は入念に覚えることを推奨する。

英熟語:

  • 「速読英熟語」:入試本番まで忘れないように1日50語ほどを毎日復習する。

英文法:

  • 英文法問題対策の仕上げとして、ランダムに問題が出題される網羅系問題集である「英文法ファイナル問題集 標準編」を周回する(9月上旬から直前期まで)
  • 本書は10回分のテストが掲載されている。週に1回分を実施し、間違えた英文法分野について「NextStage」などの英文法問題集や講義系参考書の「肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本」、「Evergreen」などでわからないところを埋める作業を繰り返す。

英文解釈:

  • 英語長文問題を解いてみて解釈が怪しい英文に出会う都度、「肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本」や「入門英文解釈の技術70」の関連する分野をやり直した。

英語長文:

  • 9月上旬からは、1日1題、必ず英語長文問題を解くこととした。順序は以下のとおり。結局、12月くらいまでかかった。
    1. 「The Rules 1 入試基礎(12題)」
    2. 「The Rules 2 入試標準(12題)」
    3. 「英語長文ポラリス1(12題)」
    4. 「Solution2 ハイレベル(10題)」
    5. 「The Rules 3 入試難関(10題)」
    6. 「英語長文ポラリス2(12題)」

過去問演習:

  • 9月中に日本大学生物資源科学部の過去問を2年分を解いてみた。
  • 10月からは明治大学の過去問を1週間~2週間に1回、1年分を解くこととした。
  • 過去問で間違えた個所の復習だけでなく、参考書を使って関連する分野をまとめて復習した。

入試直前期:12月〜試験本番(2月半ば)

 過去問を中心に徹底的に演習を行い、試験本番で点数が取れることを目標とした。

 引き続き、英単語・英熟語の語彙は忘れないように毎日復習することをルーチン化。

過去問演習:

 週に1回、1年分の過去問に取り組んだ。間違えた個所の復習だけでなく、参考書を使って関連する分野をまとめて復習した。

 なお、明治大学農学部の過去問は、25年分取り組んだ。

英語総合:

 語彙問題、英文法問題、英語長文問題など、総合的な得点力を身に付けるために、過去問演習を徹底的に繰り返した。12月中は、過去問演習と並行して以下の参考書に取り組んだ。

  • 「明治大の英語」
  • 「世界一わかりやすい明治大の英語 合格講座」

英単語:

  • 「システム英単語」:引き続き、入試本番まで忘れないように1日50語ほどを毎日復習した。
  • また、明治大学農学部の問3の多義語対策として、特に「第5章 多義語」は引き続き入念に覚えることを推奨する。

英熟語:

  • 「速読英熟語」:引き続き、入試本番まで忘れないように1日50語ほどを毎日復習した。

英文法:

  • 過去問で間違えた個所の復習だけでなく、これまで使ってきた参考書を使って関連する分野をまとめて復習した。

英文解釈:

  • 過去問をやっていて、MARCHレベルの英語長文問題の点数が思ったよりも伸びていなかったので、「肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本(難解大編)」に取り組んだ(11月半ばから12月半ばにかけて)
  • これにより、英文の意味をある程度正確に捉えることができるようになった。しかし、選択形式の内容真偽問題や内容説明問題の正答率は相変わらず安定せず。

英語長文:

  • 英語総合で述べた通り、過去問演習、「明治大の英語」「世界一わかりやすい明治大の英語 合格講座」に取り組んだ。
  • 12月に入っても過去問の点数が伸び悩んでいた。英文の意味はわかるが、問題の正答率が上がらない状態が続いていた。特に内容真偽問題の正答率が低かったため、「英語内容一致問題講義の実況中継 (実況中継シリーズ) 」に取り組んだ。この参考書は、選択肢の切り方など内容一致問題の攻略法が例題とともに解説されており、一読することをお薦めする。
  • 仕上げとして、「パラグラフリーディングのストラテジー(1)」に取り組んだ。その結果、選択形式の内容真偽問題、内容説明問題などの点数が安定するとともに、長文を読むスピードが向上し、劇的に点数が伸びるようになった。ただし、この参考書だけで英文が読めるようになるわけではなく、英単語・英熟語、英文法、英文解釈がある程度完成していることが前提と考えたほうがいい。
  • なお、息子によると「パラグラフリーディングのストラテジー(1)」受験で最も役に立った参考書のひとつらしい。

今日はここまで。

直前期の具体的な取り組みの詳細や過去問演習のやり方については、別の機会に。