大学受験は情報戦だ! 偏差値41からの塾なし受験 明治大学逆転合格記

偏差値低くても、塾に行かなくても、正しい情報と戦略があれば戦える。

長期計画の全体像

 

長期計画の全体像

 入試本番までの長期の計画。通常であれば、2年や1年の期間で計画を立てるが、私たちの場合は、高校3年生の6月に受験勉強を志してから2月中旬の入試本番までの8ヵ月半が残された期間だった。

 この長期計画の最大のポイントは、いかに早く過去問と戦える状態にできるかだ。少なくとも本番の3か月前までには、過去問演習に入ることができる実力をつけることを目標とした。

 そして、入試本番までを基礎力養成期、実力養成期、入試直前期の3つのフェーズに分け、それぞれの時期と到達点を定めることから始めた。実力養成期の終盤に過去問演習に入ることができるよう計画した。

 

 基礎力養成期:6月~9月上旬

  • 講義系の参考書をやりつつ、基礎的な問題集を中心に入試に必要な範囲を一通りつぶす
  • 基礎的な問題集について、わからないことがないようにすることを目標とする
  • 英語の場合であれば単語・熟語、文法、英文解釈など、入試に必要な基礎知識を身に付けることを目標とする
  • 数学は、全分野の基本問題が解けるようにすることを目標とする
  • 生物基礎・生物は、全分野の基本的な用語の意味などがわかるようにすることを目標とする

 実力養成期:9月中旬~11月中旬

  • 本格的な過去問演習に入る前に実践的な問題集を中心とした演習を積み重ねる
  • 過去問と戦えるレベルに到達することを目標とする

 入試直前期:11月下旬~入試本番

  • 徹底した過去問演習を行いつつ、苦手個所をつぶす
  • 入試本番前までに、過去問で合格最低点をクリアすることを目標とする

入試科目ごとに長期計画をカスタマイズ

 上記の基礎力養成期、実力養成期、入試直前期は、長期計画の大まかな流れを示したもの。入試科目ごとに、そもそもの進度や理解度が違うので、計画についても調整が必要となる。例えば、英語は過去問に入れるけど、数学はもう少し演習を重ねてから過去問に入る、などだ。

 英語、数学、生物基礎・生物の科目ごとの計画については、使用した参考書を含めて別途紹介する予定だ。

受験科目の選択:

 明治大学農学部農学科・農芸化学科・生命科学科の学部別入試の受験科目は、必須科目1に選択科目2の合計3科目。必須科目は英語、選択科目は国語、数学、生物基礎・生物から2科目選択。

 私たちの場合は、英語、数学、生物基礎・生物の3科目で受験することとした。理由は、第二志望以下の大学の受験科目との関係を考えたからだ(他大学では、国語は現代文だけだが、明治大学の場合は古文を含む。国語を選択した場合、明治大学のためだけに古文を勉強することになり、コスパが悪い。)。

明治大学農学部農学科・農芸化学科・生命科学科の学部別入試の受験科目

 必須科目:

  • 英語(独・仏選択可)(配点:150)

 選択科目(国語・数学・理科から2科目選択):

  • 国語:国語総合(漢文を除く)(配点:150)
  • 数学:数I・数A・数II・数B(数列・ベクトル)(配点:150)
  • 理科:「化学基礎・化学」・「生物基礎・生物」から選択(150)

※ 上記は私たちが受験した時の情報です。正確な情報については、必ず大学のホームページなどで確認してください。