大学受験は情報戦だ! 偏差値41からの塾なし受験 明治大学逆転合格記

偏差値低くても、塾に行かなくても、正しい情報と戦略があれば戦える。

情報戦 <敵を知り、戦い方を知る>

 

何から手をつければいいの? 

情報収集と言っても、何を対象とすればいいかという話。

 何が重要かって、とにかく志望校の情報収集。そして、本人の現状のレベルを知ること。「彼を知り己を知れば百戦殆からず」だ。

 まぁ、本人の現状のレベルを確認する方法については、別途書くとして、志望校の情報としては、これくらいは押さえる必要がある。

  • 入試日程
  • 試験形式
  • 出題傾向
  • 配点
  • 合格最低点
  • 出題傾向

 というか、これくらい知らなきゃ話にならない。

入試日程

 だって、試験日知らなきゃ、逆算で計画を立てることができないでしょ。受験は試験本番までに合格できる力をつけること。そのために今何をやる、いつまでに何をやる、ということを決めるための基準日が試験本番の日。

試験形式

 試験形式を知らないと、マークシート式なのに記述形式での練習を積むなんてことをやってしまう。こんなのは無駄以外の何者でもない。

出題傾向

 出題傾向はコストパフォーマンスのよい勉強のために、必ず押さえておかなければならない。英語は長文1題、会話文1題、語彙問題1題とか、長文問題は科学系が狙われやすいとか、逆に英作文は出ないとか、数学では数列が狙われやすいとか、大学や学部ごとに出題傾向は概ね決まっている。 英作文が出ないのに英作文の勉強する。これも無駄な努力だ。

 実際に明治大学農学部の英語、数学、生物については、過去25年分の赤本を購入し、出題傾向を分析し、出やすいところと苦手なところがぶつかる分野は徹底的につぶすなど対策を実施した。分析結果については、別の機会に公開しようと思う。

配点

 受験科目ごとの配点、科目の問題ごとの配点も、コストパフォーマンスのよい勉強のためには必ず押さえておかなければならない。

 例えば、英数国の配点が200点、200点、100点だったとする。であれば、力を入れるべきは英語と数学。また、英語の発音問題の配点が全体の5%にも関わらず、発音問題の対策に時間をかけ過ぎるのは費用対効果の観点でパフォーマンスが悪い。

 国公立大学の場合、共通テストの各科目、二次試験の各科目の配点を確認し、配点の高い科目を優先して勉強することをお薦めする。

合格最低点

 あと合格最低点は、知っておいた方がいい。以外と低いことがわかると、これまでとても超えられそうになかった志望校がなんとなく見えてくる。合格するには、合格最低点を1点でも超えたらいいと認識することで合格のイメージを持つことができるから。

 なお、一般に合格最低点は素点ではないことに注意が必要だ。一般的には、合格最低点+10点を目安にするというように言われている。これについてはまた今度。

 以上、志望校の情報収集について、ざっと挙げてみた。

 前にも書いたように、合格まで最短距離を走り抜けるためには「必要なことだけやる。必要でないことはやらない。」が極めて重要だということをもう一度思い出してほしい。

勉強方法など

 それから勉強方法。

 勉強の原則、考え方、スケジュール、参考書ルートなど、徹底的に調べる。

 そして、本人に合った方法を本人と相談しながら決めていく。この作業はとても重要。

役に立ったサイトや書籍

 勉強方法等の情報収集にあたって、とても役に立ったサイトや書籍を以下に紹介する。

 無料で、このようにすばらしいコンテンツを提供いただいている皆様、ほんとうにありがとうございます。

 こうした情報がなければ、まずこの塾なし受験を走り切ることはできなかったと思う。この場を借りて、御礼申し上げます。

 

 なお、インターネット上の受験情報は玉石混交なので、見極めが必要なのは言うまでもないところ。「○○メソッドで1ヵ月で英語を完璧にできる」とか、オカルトチックな言説は信用しないように。

 

【Youtube】

【書籍】

1.受験の叡智

 受験戦略の参考にした書。試験問題の3類型・難問の2類型、一般化脳・得点脳、など役立つ考え方が解説されている。一度は手に取って読んでみる価値あり。

 

2. 超戦略的勉強法

 具体的な勉強法、考え方が示されている。著者の宇佐見さんのYoutubeチャンネル:

PASSLABO in 東大医学部発「朝10分」の受験勉強cafe - YouTubeも非常に役に立つ。