ブログのタイトルと違うんじゃない? 逆転合格って言ってるじゃん。
巷には、「逆転合格」と謳った記事が無数にある。でも、これに騙されてはいけない。偏差値40と言いつつ、実は進学校に通っていて、進学校の中で中くらいの成績だったなど、裏のカラクリがあるらしい。それに「E判定から」といっても、模試の種類によっては母集団のレベルが違うこともあるだろうし、志望学部によっても違うからね。
さて、親の本音からいうと、「逆転合格」など目指さずに、高校1年生、遅くとも高校2年生からコツコツ準備して、合格すべく合格するのがベストだと思う。
CASTDICEの小林尚さんは、私が個人的に信頼している塾経営者の一人であり、勉強系Youtubeチャンネルの運営を行なっている方である。その小林尚さんによると、難関大学に合格するには学校の勉強以外の純粋な受験勉強時間として、3,000時間〜3,500時間は必要だとのこと。仮に3,000時間だとすると、高校3年生の4月に受験勉強を開始したとして約10ヶ月。1日平均10時間勉強しなければならず、とてもやり切るのが厳しいことが実感できるかと思う。
実際に高校3年生からの逆転合格は、きびしいことは事実。相当な本人の覚悟と家族など周りの人たちの協力が不可欠だ。
それでも逆転合格を目指す
とは言っても、夏まで一所懸命、部活をがんばっていた子が、引退後、一気に切り替えて受験勉強をがんばることを否定するわけではない。むしろ、応援したいと思っている。
では、限られた期間で目標を達成するにはどうすればよいか?
シンプルに言うと、次の2点だと考えている。
- 入試本番までに、合格するために必要なことをする
- 合格するために不要なことはしない
これを徹底することが肝要。
例を挙げる。
- 志望校の過去問を徹底的に研究し、出題傾向、難易度、頻出問題に沿った志望校に特化した勉強に集中する。これは、私たちが実施した方法。
- 無駄な勉強はしない。文法問題が出題されないのに、網羅系の英文法問題集を勉強するなどは、あきらかな無駄。
- あれもこれもやらなくちゃと考えて、参考書や問題集を浮気するのは最悪。時間が限られているので、ゴールから逆算して必要最低限のことをやりきると肚を決めること。時間の余裕があって、かつ対策が不足していたら足せばいい。
- それから、スマホ。勉強するときは、スマホを勉強部屋に持ち込まない。こんな簡単なことが、できるか/できないか が勝負の分かれ目となる。
今日はここまで。
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